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編集後記
二村 聡
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1福岡大学医学部病理学講座
pp.123
発行日 2015年1月25日
Published Date 2015/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403200140
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1966(昭和41)年の4月に村上忠重先生の発案で刊行された本誌「胃と腸」は,2015(平成27)年でついに50周年を迎えます.ややシアン調の青色背景に白文字で“胃と腸(当時は胃の文字が腸よりも大きい)”と印刷された本誌は,消化管疾患診断学の発展に深くかかわった先輩方により精力的に企画・編集されてきました.当時はモノクロでありながら,驚くほど美しい画像や図表が掲載され,著者らの息づかいすら聞こえてくるとの定評がありました.丹精込めて執筆するあまり,主題論文は年にひとつが精一杯であったとも聞き及んでおります.この原著形式は,今も論文執筆のよきお手本となっていることは申すまでもありません.
さて,本誌刊行以来,10年,20年,33年,40年の各節目に「歩みと将来展望」を企画してきました.今回,長らく本誌の企画・編集にかかわってこられた八尾恒良先生と渡辺英伸先生を迎え,鶴田修編集委員長と小生(二村聡)の計4名で企画を練り上げました.
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