早期胃癌研究会
1990年6月の例会から
多田 正大
1
1京都第一赤十字病院第2内科
pp.982-983
発行日 1990年8月25日
Published Date 1990/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111333
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梅雨空の6月の第3水曜日,恒例の早期胃癌研究会が開催されたが,今回も会場に入りきれないほどの大勢の先生の参加があり,熱気ある討論が行われた.会場の熱気のため,途中でプロジェクターのランプに故障が生じるほどであったが,素晴らしい症例が呈示され,出席者にとっては参加した甲斐のある研究会であった.今回は食道1例,胃2例,大腸3例が出題されたが,それにしてもこの研究会の名称は未だに“早期胃癌”研究会である.本会でも胃以外の消化管病変が多く登場するようになった昨今,“胃と腸”の名前が若干変更したように,25年間の歴史ある由緒正しい研究会の名称もあと何年続くことであろうか……などとつまらぬ心配をしながら今回の司会は山梨医大・藤野雅之と京都第一赤十字病院・多田正大の2人が担当して行った.
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