Coffee Break
NANB
pp.660
発行日 1982年6月25日
Published Date 1982/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108957
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急性non-A,non-B(NANB)肝炎は,輸血後肝炎や散発性のオトナの肝炎の多くを占めていると考えられている.最近では,NANB肝炎では長期にわたってアミノトランスフェラーゼが高値を示し,慢性化の傾向が強いと言われている.
HAやHBの血清学的診断ができるようになって,AもBもない慢性肝炎をNANBと考える傾向がみられるが,HB抗原や抗核抗体やLEが陰性だからといって即NANBと考えるのは誤りであろう.
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