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編集後記
小越 和栄
pp.932
発行日 1988年8月25日
Published Date 1988/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108384
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ERCPが臨床診断に使用され始めたころは,これで小膵癌が多く見つかるだろうとの期待が大きかった.しかし,実際はなかなか早期の癌は発見されず,他の消化管の癌の早期診断や病態の解明の進歩とは大きく掛け離れてしまった.
しかし,数は少ないが1cm以下の小さな,しかも早期と思われる膵癌症例もポツポツと見つかっているのも事実である,今回はこの数の少ない膵癌を集め,1例ずつディスカッションすることにより膵癌の初期像,その進展形式,診断能およびその可能性などに迫りたいと考えた.
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