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編集後記
城所 仂
pp.854
発行日 1978年6月25日
Published Date 1978/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107359
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胃・十二指腸潰瘍の治療はきわめて古いテーマでありながら,なかなか解決しにくい問題の1つである.潰瘍の発生と経過には,神経性,心因性,内分泌性および局所性の諸因子が複雑に関係し合っているため,その中の1つの因子だけを取り上げてみても到底全貌を明らかにすることはできない.
本号では胃・十二指腸潰瘍の治療に関係する事項を内科および外科のそれぞれの異なった立場から取り上げて検討している.内科治療における問題点は再発の防止にしぼられてきている.再発さえ防げれば長い経過からみて潰瘍は治癒しやすい疾患ということができよう.
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