Japanese
English
今月の症例
直腸型Crohn病の1例
Crohn's Disease of Rectal Type, Report of a Case
櫻井 俊弘
1
,
八尾 恒良
1
Toshihiro Sakurai
1
1福岡大学筑紫病院消化器科
pp.1548-1550
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104462
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〔患者〕36歳,男性.主訴:肛門痛,腹痛.既往歴・家族歴:特記事項なし.現病歴:1988年3月ごろから主訴が出現し,食思不振,体重減少(7kg)もみられ,同年4月,近医を受診した.大腸X線・内視鏡検査で直腸の狭小化を指摘されたが診断は確定しなかった.診断不明のまま完全静脈栄養療法を1か月間施行されたが病変の改善がみられず,精査加療のため当科を紹介され受診した.入院時検査成績:CRP(-),血沈8mm/1時間と炎症所見はなく,血算および血液生化学にも異常はなかった.
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