増刊号 内科医が使う薬の副作用・相互作用
呼吸器薬
ロイコトリエン拮抗薬(オノン,アコレート,シングレア,キプレス)
蝶名林 直彦
1
,
那須 英紀
1
,
渡部 一宏
2
1聖路加国際病院呼吸器内科
2聖路加国際病院薬剤部
pp.177-179
発行日 2002年10月30日
Published Date 2002/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909000
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適応
わが国での喘息予防・管理のガイドライン(1998年)のなかでは,抗喘息薬として急性増悪に対する治療薬ではなく,長期管理における重症度対応段階的薬物療法1)のなかに含まれる薬剤である.すなわち,軽症間欠型(ステップ1),軽症持続型(ステップ2),中等症持続型(ステップ3),重症持続型(ステップ4)のすべてに取り上げられており,諸外国のガイドライン(GINA,EPR—II)より,重視されている2).ステップ1ではロイコトリエン拮抗薬考慮,ステップ2,3では適用,ステップ4では考慮とされている.
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