今月の主題 動脈硬化と高脂血症
鼎談
高脂血症治療の意義と有用性
大内 尉義
1
,
寺本 民生
2
,
山田 信博
3
1東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座
2帝京大学医学部内科
3筑波大学医学部臨床医学系内科
pp.692-703
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908674
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山田(司会)本日は,お忙しいところ「高脂血症治療の意義と有用性」と題しました鼎談にご出席いただきましてありがとうございます.
日本人の死亡原因においては,循環器疾患は大変大きな比重を占めてまいりました.そのなかで高脂血症は治療しなければいけない生活習慣病の1つとして位置付けられてきていると思います.また高脂血症治療も,この10年間,特にスタチン系の薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬)が出てから革命的な変化を遂げました.そうした状況のなかで,本日は高脂血症治療の意義と,一般内科医にもわかりやすい高脂血症治療のポイントをお話しいただければと思います.
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