今月の主題 内科臨床における心身医療
疾患・症候をどう診るか
軽症うつ病
黒川 順夫
1
1黒川内科心身医学研究所
pp.1116-1118
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903693
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ポイント
●一般内科に身体的症状を訴えてくる患者に,多くの軽症うつ病(仮面うつ病)が混入しているので,それを見抜く必要がある.
●逆に,心理的な症状を訴えてくる患者にも身体的疾患(例えば脳腫瘍)が隠れていることがあるので注意を要する.
●すべての病気を心身両面から診療する姿勢が大切である.
●軽症うつ病を精神病の一部とは考えず,一般内科でも少なくとも抗不安薬や抗うつ薬の投薬方法くらいは身につけておいて,対処できることが望ましい.
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