特集 いまアレルギー外来がおもしろい—安全で効果の高い治療を使いこなす
アレルギーcommon diseaseの診断・治療・生活指導
アトピー性皮膚炎の生活指導と薬物治療
正田 哲雄
1
,
大矢 幸弘
1
1国立成育医療研究センター生体防御系内科部アレルギー科
pp.1979-1983
発行日 2015年10月10日
Published Date 2015/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223767
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ポイント
●アトピー性皮膚炎は,痒みを伴う特徴的な皮疹が慢性的に持続する皮膚のアレルギー疾患である.
●日常の外来で頻繁に遭遇する疾患であるが,患者が適切な情報提供や治療を受けていないことも多い.
●主観的な評価(痒みやQOL),皮疹の客観的な評価(皮膚所見やバイオマーカー)を組み合わせて重症度や病勢を把握する.
●治療の3本柱は,①悪化因子の除去,②毎日のスキンケア,③適切な薬物療法である.
●正しいスキンケア方法,そして,改善した後も治療を継続することの意義を患者に伝え,実行してもらうことが重要である.
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