演習
心電図演習
梅澤 剛
1
,
石村 孝夫
1
1北野病院・循環器内科
pp.2699-2702
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222208
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70歳女性が発熱と胸痛を訴えて来院した.
既往歴 64歳時,糖尿病を指摘されたが,食事療法のみでコントロール良好.喫煙歴なし.長期の薬物服用歴なし.
家族歴 特記するものなし.
現病歴 5〜6年前,深夜就寝中,咽頭部のつまるような胸部痛にて覚醒したことがあった.当科入院4日前,深夜1時頃,急に悪感を覚えたため解熱剤の坐薬を挿入したところ1時間程で楽になった.その後も37℃台の熱が持続したが,上気道炎症状などはなし.翌朝,朝食摂取約1時間後嘔吐.これにひき続いて前胸部中央の焼けるような痙痛が出現し,約24時間持続した.2日後当科紹介となった.
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