今月の主題 脳卒中up-to-date
脳卒中におけるcontroversy
未破裂脳動脈瘤は手術すべきか—手術に積極的な立場から
米川 泰弘
1
,
諸岡 芳人
1
1国立循環器病センター・脳神経外科
pp.2568-2569
発行日 1987年11月10日
Published Date 1987/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221405
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剖検によれば2〜5%に脳動脈瘤を認めるとされている2).高分解能CTやdigital subtractionangiography(DSA)が非侵襲的補助診断法として導入され,未破裂動脈瘤が発見される機会が増えてきた.この未破裂動脈瘤の手術的治療に積極的立場を取るか,消極的立場を取るかを決定する際に,考慮する因子が幾つか存在し,その主要なものは,脳動脈瘤のnatural historyと手術の安全性である.
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