診断のポイント
ワーラーローズ反応とRAテストの使い分け
本間 光夫
1
,
市川 陽一
1
1慶大・内科
pp.1751-1753
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203898
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Waaler-Rose反応とRAテストの理解に必要な基礎的事項
慢性関節リウマチ患者の血清中には,抗γグロブリン抗体の性質をもつグロブリンが存在する.これがリウマトイド因子とよばれるものである.
リウマトイド因子は慢性関節リウマチに特異的なものではないが,ほとんどの慢性関節リウマチ患者がもっていることも事実である.この因子の研究が果たした価値として次の2点があげられる.①病気としての慢性関節リウマチの理解を深めた.②γ-グロブリンの遺伝的コントロールについて新しい研究分野を開発した.
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