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略語の解説・1
阿部 正和
pp.9
発行日 1968年1月10日
Published Date 1968/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202047
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ABOB N-′N′-anhydrobis-(β-hydroxyethyl) biguanide hydrochloride:抗ウイルス物質,特に「かぜ」の治療に用いられる抗ウイルス物質として唯一のもの。すべての「かぜ」ウイルスに有効というのではない。現在までに効果が認められているのは,インフルエンザウイルスおよびアデノウイルスである。効果の程度は,細菌性疾患に対する抗生物質の効果のように強力ではない。できるかぎり早期に開始し,下熱後2日までくらいつづけるのがよい。特に忌むべき副作用はない。
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