この症例をどう診断する?・21
討議
田崎 義昭
1
,
和田 敬
2,3
,
太田 怜
4
,
光永 慶吉
5
,
金上 晴夫
6
,
菅 邦夫
,
松尾 裕
7
1東邦大内科
2大脇病院
3国際親善病院・循環器科
4自衛隊中央病院・内科
5東京医歯大内科
6国立がんセンター・呼吸器科
7東大・中尾内科
pp.1213-1218
発行日 1967年8月10日
Published Date 1967/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201897
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抗生物質の効果がなく,発熱と 黄疽で死亡した症例
菅(司会) それでは松尾先生ご出題の症例のご討議をお願いします。
田崎 簡単にアナムネーゼから説明させていただきますと,発熱と食思不振というものをハウプトクラーゲとしているので,なにかこれは消化器疾患を主にしたものを一応考えるわけです。嗜好のなかで肉とか脂肪類は好まないというのですけども脂肪類を食べるとお腹が痛いとか,そういうことがあつたんですか。
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