今月の主題 臨床行動に結びつく検査戦略
よくみる疾患の効果的な臨床検査
急性上気道炎と肺炎
前田 光一
1
,
三笠 桂一
2
1奈良県立医科大学総合医療学
2奈良県立医科大学感染症センター
pp.781-783
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100795
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ポイント
急性上気道炎はウイルスによるものが大半で,症状や身体所見から診断されることが多い.原因ウイルスの分離や血清抗体価測定は診断に時間を要するが,迅速診断キットが利用できるものもある.
肺炎は発熱などの症状,血液検査での炎症所見,胸部X線での新たな浸潤影などから診断する.原因微生物は呼吸器由来検体の塗抹・培養検査,血清抗体価測定,抗原検出などにより検索する.
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