今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
理解のための32題
pp.328-334,370
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100526
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問題1 急性期脳梗塞におけるt-PA静注療法について,誤っているのはどれか.
① 急性期脳梗塞におけるt-PA 静注療法は,わが国で行われた二重盲検試験において有効性が証明された.
② 全ての臨床カテゴリー(アテローム血栓性脳梗塞,ラクナ梗塞,心原性脳塞栓症)の脳梗塞が対象となる.
③ わが国におけるt-PA の用量は欧米諸国と異なり0.6mg/kg(34.8万国際単位/kg)である.
④ 使用基準を遵守しない場合,症候性頭蓋内出血の危険性が著しく増大する.
⑤ t-PA の投与方法はワンショットで静脈内に投与する.
A:①,②
B:②,③
C:③,④
D:④,⑤
E:①,⑤
問題2 以下のうち,正しいものはどれか.
① 脳梗塞は,アテローム血栓性脳梗塞,心原性脳塞栓,ラクナ梗塞,その他に分類される.
② くも膜下出血の原因としては動脈瘤破裂が最も多い.
③ TIA はMR で脳梗塞を呈していないことが必要である.
④ branch atheromatous diseaseは,主幹動脈に50%以上の狭窄を認める.
⑤ 心原性脳塞栓の原因として弁膜症が最も多い.
A:①,②
B:②,③
C:③,④
D:④,⑤
E:①,⑤
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