特集 水と公衆衛生
岡山市における水源確保と課題
安宅 敬祐
1
1岡山市役所
pp.759-762
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901140
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◆はじめに
岡山市は,古くから瀬戸内の交通の要衝として栄えてきたが,岡山空港や山陽自動車道,中国横断自動車道などの広域高速交通網の整備が着々と進み,さらに,今世紀末には本四3橋時代が到来しようとする中で,従来の交流圏域を越えた新しい交流圏が形成されようとしており,中四国地方のクロスポイントとして従来に増してその拠点性が高まっている.
このため,現在これらの時代の潮流や社会環境の変化に的確に対応しながら,すべての市民が真に豊かさとゆとりを実感できるまちづくりを進めるとともに,行政,経済,教育,文化などの高次都市機能の集積や都市基盤の整備,近隣自治体との連携や交流の一層の推進を図るなど,中核市の指定に向けた風格と個性のあるまちづくりに取り組んでいる.
市制が施行された明治22年には人口わずか47,564人,面積5.77平方キロに過ぎなかった本市は,現在60万人を超える人口と513.26平方キロの面積を有する全国有数の都市となり,温暖な気候と豊かな自然に恵まれ,中四国地方の中核拠点都市として着実な発展を続けている.
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