研究所総点検・1
労働省労働衛生研究所―複雑化した労働者の健康問題にあわせて
山口 正義
1
1労働省労働衛生研究所
pp.30
発行日 1971年1月15日
Published Date 1971/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204192
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研究所の沿革
労働衛生研究所は,労働衛生行政の推進に寄与するため,行政に直結した立場から,労働衛生上の諸問題について調査研究を行なう目的をもって,昭和31年4月,労働省の附属機関として設置された.
開所当初は専ら職業病の予防の研究に重点をおき,しかも職業病を単に労働者の疾患としてでなく,労働環境--人間という関係の中に把握し,職業病の発生機転,診断,予防などに関する研究を行ない,さらに進んで労働者をこれら職業病からまもる技術の具体的な方策の開発の研究,特に従来わが国では非常に立ちおくれていた労働衛生工学的な研究の推進に力を注いだ.
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