原著
東京都内電々公社職員に於ける鉤虫感染の3年間に亘る疫学的考察
春田 孝正
1
,
矢島 ふき
2
1東京電気通信局中央健康管理室
2千葉大学医学部公衆衛生学教室
pp.209-212
発行日 1959年3月15日
Published Date 1959/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202114
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.緒言
都会における寄生虫の淫浸は年々低下しつつある様であるが,猶,無自覚の状態で保有しているものがあり,我々が先に報告した昭和30年度東京都内勤務電々公社員に於ける集団検便の結果でも,鉤虫4.9%,蛔虫8.4%の感染率を示している。
我々は,引続き昭和31年度,32年度にも管内各局の集団検便を実施し,一応の成果を得,その綜合成績について疫学的考察を加えたので,茲に報告する。
Copyright © 1959, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.