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日本公衆衞生協會趣意書
pp.262
発行日 1951年5月15日
Published Date 1951/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401200839
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公衆衞生は政府の施策に併せて民間の盛り上る意慾と積極的協力とによつて始めてその全きを期し得るのである。アメリカ合衆國を始め各國に於ても,それぞれ公衆衞生協會の全國的組織を中核とした民間團體の活溌な活動がみられるのである。
わが國に於ても明治初年公衆衞生行政の發足後間もなく,先覺者による民間團體の活動が計畫された。即ち明治16年に日本醫界の先達長與專齋先生によつて私立衞生會が組織され政府の施策と呼應し,或はその足らざるを補つて,幾多の業績を收め,その後財團法人日本衞生會へと發展し,今日に到つたのである。
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