特集 地域の「高齢者救急」を再考する 「下り搬送」と「地域包括医療病棟」に焦点を当てて
扉
pp.10-11
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550360010010
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
全国的に医療資源がひっ迫する中,救急搬送患者のうち75歳以上の高齢者が5割を占めています。また,2040年には65歳以上の前期高齢者が全人口の35%,75歳以上の後期高齢者が25%を超えると予測されています。
こうした中,まずは高齢者の救急搬送を予防するために,日頃から病院と地域が連携して緻密な医療・ケアを提供するとともに,質の高い患者情報を収集・共有しておくことが求められています。やむを得ず救急搬送となった場合には,平時に収集した患者情報を共有しながら,高齢者が住み慣れた暮らしの場に戻れるよう,早期介入とさらなる地域連携が求められます。
本特集では,高齢者の救急搬送に伴う医療体制について改めて考えるとともに,「下り搬送」「地域包括医療病棟」の2つの視点から,看護が地域の中でどのように連携を築き,暮らしを支えているのかを探ります。また,看護管理者が直面する人材配置やICT活用,地域との連携体制づくりといったマネジメント課題にも焦点を当て,未来を見据えた高齢者医療の姿を提示します。

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

