特集 消化器外科医があつかう希少腫瘍
扉
pp.1259
発行日 2025年11月20日
Published Date 2025/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698570800121259
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日常診療において「まれ」な腫瘍に遭遇した際,どのように治療方針を決定しているだろうか.一般に「希少がん」とは,「人口10万人あたり6例未満」とされる稀ながんを指すが,希少がんに限らず,日常的に診療している腫瘍以外の治療においては,最新の知識に基づいて最適な治療方針を決定することが求められる.腫瘍の種類や発生した臓器によっては,手術が最適な場合もあれば,化学療法や放射線治療が第1選択となることもある.近年では,分子標的治療や免疫療法といった,より個別化された治療法が増えている.本特集では,「まれ」な腫瘍の診断から最新治療に至るまでの知識を網羅的に取りまとめ,読者が目の前の患者に最適な治療を選択できる実践的な情報を提供する.希少がんの治療に関する理解を深め,臨床現場で即戦力となる知識を身につけていただければ幸いである.

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