特集 過活動膀胱(OAB)を科学する—疫学・診断・治療の最前線
〈難治性OABに対する治療戦略—実臨床におけるtips and tricks〉
難治性過活動膀胱に対する仙骨神経刺激療法—実臨床におけるtips and tricks
鍬田 知子
1
,
土井 有紀子
1
,
原田 成美
2
1第一東和会病院 女性泌尿器科・ウロギネコロジーセンター
2熊本大学大学院生命科学研究部 泌尿器科学講座
キーワード:
仙骨神経刺激療法
,
試験刺激
,
可逆的治療
Keyword:
仙骨神経刺激療法
,
試験刺激
,
可逆的治療
pp.1182-1187
発行日 2025年12月20日
Published Date 2025/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790131182
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▶ポイント
・仙骨神経刺激療法(SNM)は比較的低侵襲で可逆性のある治療法であり,長期成績も良好である.
・すべての難治性OAB患者に適応があり,特に重複失禁や低活動膀胱を併存する患者には良い適応である.
・SNMの説明はイラスト・動画などの補助資料を用い時間をかけて行い,患者が十分な情報に基づいて決断を下せるようにするべきである.

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