尿道下裂—陰茎の彎曲の是正と新尿道の形成を同時に行うのは可能でしょうか

▶ポイント

・陰茎彎曲の是正に必要な手技は術中に選択することになるため，その状況に応じて臨機応変に尿道形成の術式選択を行う必要がある．

・尿道板の離断を必要とする症例に対する一期的修復術として，modified tubed transverse preputial island flap法は選択肢の1つとなる．

・Modified tubed transverse preputial island flap法の成功の鍵は，フラップの血流を保つことと，陰茎が捻れないようにDartos筋膜を陰茎根部まで十分に剝離することとである．

＊本論文中，［▶動画］マークのあるものにつきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2028年9月末まで公開）．