特集 シン・泌尿器科当直医マニュアル〈外来編〉
企画にあたって
シン・泌尿器科当直医マニュアル〈外来編〉
小島 祥敬
1
1福島県立医科大学医学部 泌尿器科学講座
pp.304-305
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790050304
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今月号の特集は,先月号の特集「シン・泌尿器科当直医マニュアル〈入院編〉」に引き続き,〈外来編〉です.先月号同様,読者は当直をする若手医師を対象とし,当直中に困ったときの一助になることを目的としています.2号連続“各論的”な内容を盛り込みました.
最近では当直をすることはなくなってしまいましたが,当直をしていた若い頃の,私の“総論的な”経験を加えたいと思います.私が若い頃は,夜中になんでも呼ばれる時代でした.「ボルタレン坐薬が足りません」「患者さんが眠れないって言っています」「カテーテルから少し血尿がでています」などなどです.日中・夜と通常業務をこなしながら,当直業務を並列して行い,そして翌日は朝から手術.1分1秒でも寝たいときに,夜中に呼ばれて,眠い目をこすりながら当直室から病棟まで向かうときのつらさは昔も今も一緒です.ただそこで決して不機嫌になってはいけません.

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