FOCUS
腹部超音波検査の教育プログラム
柴田 陽子
1
1兵庫医科大学病院臨床検査技術部超音波センター
pp.426-428
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540040426
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はじめに
腹部超音波検査は,消化器系の臓器診断において不可欠な検査法である.放射線被曝がなく,各臓器の形態的異常の観察に加えてリアルタイム性に優れているため,臓器の動きや形の変化などを繰り返し評価することが可能である.簡便な操作で使用できる超音波診断装置による検査であるが,検査者の技量に大きく依存するため,技師の教育・研修体制の整備が非常に重要である.
兵庫医科大学病院(以下,当院)では,2015年に国際規格ISO 15189(臨床検査室—品質と能力に関する要求事項)1,2)を取得し,各種システムの構築とともに,教育プログラムの構成の充実(表1)にも力を注いできた3).
本稿では,ISO 15189の維持活動にもつながる教育プログラム,主に当院臨床検査技術部超音波センターの教育について,具体的な内容,メリット,教育上の課題,そして今後の展望について紹介する.

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