特集 今知りたい 特別支援教育
企画の言葉
武田 鉄郎
1
1和歌山大学名誉教授
pp.173-173
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/ch.0000001164
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「特別支援教育」は,かつて「特殊教育」とよばれ,障害の種類や程度に応じて盲・聾・養護学校や特殊学級の特別な場で行われていました。大きな転換が行われたのは2007年度で,共生社会の形成を目指し,同じ場で共に学ぶことを追求しつつ,個別の教育的ニーズに応じた指導を提供するインクルーシブ教育システムが構築され,小・中学校における通常の学級,通級による指導,特別支援学級,特別支援学校といった「多様な学びの場」が提供されるようになりました。文部科学省は,「2013年度から2023年度までの10年間で義務教育段階の児童生徒数は減少したが,特別支援教育を受ける子どもは倍増した」ことを明らかにしています。今回の企画では,インクルーシブ教育を推進するための多様で柔軟なしくみや,特別支援教育の専門性を提供する特別支援学校のセンター的機能,合理的配慮,ICT活用,医療的ケア,専門機関などとの連携について取り上げます。特別支援教育に関する読者の皆様の理解がより深まり,子どもや保護者の支援につながっていくことをこころより願っています。

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