特集 新型コロナウイルス感染症 理解と対策の現状
総論 わが国の新型コロナウイルス感染症の公衆衛生対策を振り返る
和田 耕治
1
1国際医療福祉大学 医学部公衆衛生学
キーワード:
意思決定
,
公衆衛生
,
地方自治体
,
COVID-19
,
COVID-19ワクチン
Keyword:
Local Government
,
Decision Making
,
COVID-19
,
Public Health
,
COVID-19 Vaccines
pp.1468-1472
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022032391
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<Headline>1 都道府県などの地方自治体の主体的なかかわりにより感染拡大を防止するために地元の専門家などを交えた会議体を作って、知事が迅速な意思決定を行えるようにすることが重要。2 感染拡大期において地方自治体が地域住民の命を救うためには、医療関係者や病院の連携の推進、事前の想定で綿密な計画作成、そして都道府県内の市町村との連携などができるかにかかっている。3 ワクチン接種については様々なボトルネックがあるが、特に接種に対する住民の同意については外来などの際に確認して、タイミングがきたら速やかにワクチン接種することの理解を得られるように促して接種をできるだけ早く進めたい。
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