特集 内科外来でみる急性腹症診療:見落とさないコツ
診療のすすめかた 急性腹症診療ガイドライン2015のポイント
辻川 知之
1
1公立甲賀病院 消化器内科
キーワード:
急性腹症
,
血液学的検査
,
鑑別診断
,
腸閉塞
,
鎮痛剤
,
病歴聴取
,
輸液療法
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hematologic Tests
,
Abdomen, Acute
,
Algorithms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Intestinal Obstruction
,
Medical History Taking
,
Analgesics
pp.39-44
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2021107064
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<Headline>1 急性腹症診療ガイドライン2015はEBMのの手法を取り入れながら、CTやMRIが普及した日本の実臨床や保険制度を加味して作成された。2 血液検査や画像診断だけにとらわれず、頻度など疫学的知識を背景とした病歴聴取や身体所見も合わせた総合的判断の重要性を説いている。3 初期対応ではバイタルサインに基づいた2ステップ法の推奨や、診断前からの鎮痛薬投与、末梢静脈確保困難例での骨髄輸液法について解説している。
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