特集 正しい選び方・使い方を導く 成人肺炎の抗菌薬治療 最新ナビゲート
『成人肺炎診療ガイドライン2017』のレビュー 新しいガイドラインは肺炎診療をどう考え、どう変えていくか
今村 圭文
1
,
河野 茂
1長崎大学病院 第二内科
キーワード:
緩和ケア
,
院内感染
,
死亡率
,
肺炎
,
アルゴリズム
,
市中感染
,
診療ガイドライン
,
Fluoroquinolones
,
医療・介護関連肺炎
Keyword:
Algorithms
,
Cross Infection
,
Mortality
,
Palliative Care
,
Pneumonia
,
Community-Acquired Infections
,
Practice Guidelines as Topic
,
Fluoroquinolones
pp.167-172
発行日 2017年9月10日
Published Date 2017/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/J03177.2017360711
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新しい肺炎診療ガイドラインでは、簡便性や統一性を図るために従来の3つのガイドラインを1つに統合した。フローチャートでは誤嚥性肺炎/疾患終末期・老衰患者、耐性菌の観点から市中肺炎と院内肺炎/医療・介護関連肺炎の2つに大別した。市中肺炎では重症度を基に治療薬を推奨したが、経口抗菌薬についてはニューキノロン系薬も第一選択薬の一つとした。院内肺炎/医療・介護関連肺炎では誤嚥性肺炎/疾患終末期・老衰患者では緩和ケアも選択肢の一つとし、それ以外の患者は重症度と耐性菌リスクに基いて治療薬を推奨した。
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