リハビリテーションと薬剤
リハビリテーションにおける疾患・病態に応じた薬剤管理 代謝性疾患
杉本 研
1
1川崎医科大学 総合老年医学
キーワード:
Biguanides
,
Insulin
,
Sulfonylurea Compounds
,
横紋筋融解症
,
血糖降下剤
,
脂質低下剤
,
脂質異常症
,
低血糖症
,
糖尿病-2型
,
リハビリテーション
,
Pravastatin
,
Simvastatin
,
Atorvastatin
,
Fluvastatin
,
Pitavastatin
,
薬物治療管理
,
フレイル
Keyword:
Pravastatin
,
Diabetes Mellitus, Type 2
,
Frailty
,
Fluvastatin
,
Biguanides
,
Hypolipidemic Agents
,
Atorvastatin
,
Insulin
,
Hypoglycemia
,
Hypoglycemic Agents
,
Rehabilitation
,
Rhabdomyolysis
,
Sulfonylurea Compounds
,
Medication Therapy Management
,
Dyslipidemias
,
Simvastatin
,
Pitavastatin
pp.194-200
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2023078110
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<Points>●高齢糖尿病患者では細小血管障害,動脈硬化性疾患の予防・管理と並行して認知機能障害やフレイルといった老年症候群の予防・管理も行うことが必要である.●高齢者では低血糖や高血糖による症状がとらえにくくなるため,そのモニタリングが重要となる.●糖尿病治療薬は低血糖リスクが少なく,栄養状態または身体機能への影響が少ない薬剤を第一選択とし,腎機能や症状や状態変化をモニタリングしながら使用する.●心血管イベント抑制を目的とした脂質異常症治療はスタチンを中心に高齢者でもその有用性が示されているが,75歳以上の一次予防における有用性は明らかではない.●スタチン,フィブラートの使用による横紋筋融解症を含めた副作用は,高齢,腎機能低下,過度の運動,代謝拮抗薬との併用等により生じやすくなることに留意する.
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