特集 自信をもって神経伝導検査を行うために
神経伝導検査のワザ 尺骨神経感覚神経伝導検査
相原 理恵子
1
1太田綜合病院附属太田西ノ内病院 臨床検査部生理検査科
キーワード:
尺骨神経
,
アーチファクト
,
神経伝導速度
Keyword:
Ulnar Nerve
,
Artifacts
,
Nerve Conduction Studies
pp.360-364
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2022170106
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上肢の神経伝導検査において尺骨神経障害疑いによる検査依頼は多く、その代表的疾患としては肘部管症候群やGuyon管症候群があげられます。尺骨神経は神経走行がやや複雑であり、特に手根部の障害であるGuyon管症候群は、圧迫や絞扼が生じる部位によって検査所見が異なります。本稿では、尺骨神経感覚神経伝導検査について電極装着や刺激部位などの検査方法と検査時のポイント、さらに尺骨神経障害の診断の一助となる尺骨神経背側皮枝の記録法について概説します。
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