特集 日常診療に役立つ小児画像診断のコツ
超音波検査 脊髄 仙尾部の皮膚異常を認めた場合の脊髄スクリーニングについて
岡本 礼子
1
1国立成育医療研究センター 放射線診療部
キーワード:
超音波診断
,
脊髄疾患
,
仙尾骨部
,
皮膚疾患
Keyword:
Ultrasonography
,
Sacrococcygeal Region
,
Skin Diseases
,
Spinal Cord Diseases
pp.1417-1424
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022011600
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)生後3ヵ月未満の乳児の脊髄超音波は有用である。(2)脊髄超音波では、脊髄の評価とともに、脊髄とその周囲の脊椎・肋骨との関係や周囲の軟部組織の評価を行う。(3)脊椎の椎弓は発達とともに骨化していくので、観察できる範囲が限られていくことを理解する。(4)脊髄超音波はスクリーニング検査であり、異常所見があった場合や診断がつかない場合には、脊髄MRIを行うことが望ましい。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.