特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第10章:腎臓
[腎機能低下]慢性腎臓病,急性腎障害
小林 一雄
1,2
1内科クリニックこばやし
2横浜市立大学医学部 循環器・腎臓・高血圧内科学
pp.1019-1024
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_1019
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プライマリケアでここまでできる!
・血液と尿検査を用いることにより慢性腎臓病(CKD)を診断することが可能であり,腎疾患進行の程度の目安であるeGFRスロープが評価できる.
・急性の場合も含め,プライマリケア医から専門医への紹介基準を用いることにより,適切な病診連携ができる.
ここからは専門医に任せよう!
・急性腎障害(AKI)や重度のCKDの場合は,一度は専門医に相談し,診断や今後の方針を決めてもらおう.
・CKDの管理・治療は多岐にわたるため,原則「二人主治医制」で対応し,専門医との役割分担を確認しておこう.
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