Holter心電図，モニター心電図

▪Holter心電図では，発作性の徐脈および頻脈性不整脈を発見することができ，心拍数の変動や不整脈の発作回数をカウントすることができる．また，ST-T/QT/T波の変化（変動）や自律神経活動の評価ができる．

▪とくに不整脈の始まりと終わりを記録できる可能性があり，その点，非ループレコーダーより診断能力は高い．

▪Holter心電図は，24（～72）時間という検査時間のしばりがあり，発作性の徐脈および頻脈性不整脈の評価については不十分になる．誘導がCM5/NASAに限定されることが多く，評価に適さないことがある．

▪Holter心電図の次に，発作頻度に応じて非ループレコーダーや体外式/植込み型ループレコーダーの適応を検討する．