すべての内科医のためのHIV感染症-長期管理の時代に
HIV感染者の妊娠と出産
山本 政弘
1
1国立病院機構九州医療センター AIDS・HIV総合治療センター
キーワード:
HIV Infection
,
HIV抗体陽性
,
Zidovudine
,
新生児疾患
,
妊娠
,
感染症垂直伝播
,
周産期管理
,
配偶者
,
出産
Keyword:
HIV Seropositivity
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Pregnancy
,
Zidovudine
,
HIV Infections
,
Perinatal Care
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
,
Spouses
,
Parturition
pp.847-850
発行日 2015年11月1日
Published Date 2015/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016024560
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挙児希望のあるHIV感染カップルにおいては,十分なウイルス抑制が得られている場合,通常の性交渉による挙児でも二次感染のリスクはかなり軽減されていることが明らかになってきているが,100%安全というわけではなく,より安全な方法(生殖補助医療)も検討する必要がある.また,母子感染も十分な準備や対応を行えばかなりの確率で予防が可能となっている.長期予後が可能となった現在,当然の権利として浮上してくるHIV感染カップルにおける挙児希望に対して,内科医としても十分に対応していく必要性が出てきている.
©Nankodo Co., Ltd., 2015