発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009118845
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小児アレルギー患者では成長とともに異なる症状が出現してくるアレルギーマーチが存在する。小児のアレルギー疾患ではアウトグローが期待できる場合があるので、寛解・治癒を目指した治療を考えることが必要である。症状を抑えるだけでなく、正常な成長・発達が達成されるように配慮する必要がある。原因アレルゲンの除去が治療原則となるため、正確なアレルゲンの診断が重要となる。血液検査や皮膚テストの結果は必ずしも原因抗原を反映していないことに注意する。本稿では小児アレルギー疾患で問題となる食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息のプライマリーケアのポイントを中心に述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009