肝胆膵の鑑別診断のポイント
第1章 肝臓 −小児にみられる肝腫瘤の鑑別
赤坂 好宣
1
1兵庫県立こども病院 放射線科
キーワード:
過誤腫
,
肝臓疾患
,
肝臓腫瘍
,
血管腫
,
MRI
,
腫瘤
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
肝芽腫
,
胎児性肉腫
,
腹部CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Hemangioma
,
Hamartoma
,
Liver Diseases
,
Liver Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Hepatoblastoma
pp.s80-s83
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016191726
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症例1 生後4か月,女児.出生後,巨舌,低血糖からBeckwith-Wiedemann症候群と診断された.スクリーニング目的で行われた腹部超音波検査で肝S4に腫瘤を指摘され,AFPも高値であった.
症例2 生後4か月,女児.尿路感染症として前医で加療後も高CRP血症,貧血が持続するため腹部CTを撮像したところ,肝腫瘤を指摘された.当初,肝芽腫を疑い当院紹介,入院時の超音波検査で腫瘤の縮小が認められた.血管腫を疑い経過観察となり,超音波検査で縮小傾向を確認した.
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