特集 脳血管障害 −病態に基づいた画像診断−
画像診断に必要な脳梗塞の臨床と病態生理
長尾 毅彦
1
1日本医科大学多摩永山病院 脳神経内科
キーワード:
Aspirin
,
Warfarin
,
血栓溶解療法
,
めまい
,
脳循環
,
脳梗塞
,
Tissue Plasminogen Activator
,
静脈血栓症
,
脳塞栓症
,
血小板血栓
,
心房細動-非弁膜症性
,
病態生理
Keyword:
Aspirin
,
Cerebrovascular Circulation
,
Tissue Plasminogen Activator
,
Vertigo
,
Warfarin
,
Thrombolytic Therapy
,
Venous Thrombosis
,
Brain Infarction
,
Intracranial Embolism
pp.126-134
発行日 2016年1月25日
Published Date 2016/1/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2016150773
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脳梗塞は単一の疾患ではなく,その病態はきわめて多彩である.中でも心原性脳塞栓症とそれ以外の脳梗塞病型は発症機序が大きく異なり,血管を閉塞させる血栓の組成が大きく異なることを理解する必要がある.また,脳梗塞発症に当たっては,Virchowの三角の各要素を意識した病態解明が求められる.したがって,画像診断においても各症例の病態,基礎疾患に応じて最適な撮影方法を取捨選択することが重要である.
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