CASE OF THE MONTH
The Key to Case of February
水谷 陽一
1
,
長町 茂樹
1
,
平井 俊範
1
,
持田 耕介
1
1宮崎大学医学部病態解析医学講座放射線医学分野
pp.474-475
発行日 2017年3月25日
Published Date 2017/3/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZJ.0000003116
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現病歴:1年前に左鼠径のしこりに気がついた.同部位の腫脹,疼痛が出現し,近医受診で抗菌薬投与で改善した.その3か月後に再度左鼠径部の腫脹が出現したため当院紹介受診.左鼠径リンパ節および腸骨リンパ節腫大を指摘され,リンパ節生検にて悪性黒色腫リンパ節転移と診断された.FDGPET/CT,消化管検査を含めて原発巣検索されるも明らかな所見を認めず,原発不明の悪性黒色腫(原発左鼠径部皮膚の自然消退と判断)と診断された.以後,治療継続中(術後療法としてフェロン療法3コース施行後)であったが,1か月前頃より腹痛を自覚したため精査を行った.
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