特集2 医療機器のはじまり編
血液透析器 -設計における基本原理とその変遷を辿る-
酒井 清孝
1
1早稲田大学 名誉教授
キーワード:
血液透析器
,
拡散
,
濾過
,
吸着
Keyword:
血液透析器
,
拡散
,
濾過
,
吸着
pp.1042-1047
発行日 2024年11月25日
Published Date 2024/11/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001977
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ボルチモア・トリオが考えた生体拡散の概念に基づいて生体拡散装置が1912年につくられ,動物実験が行われた.1914年に提案されたARTの法則にしたがって,その後の血液透析器が改良されていった.さらに最近では濾過と吸着が溶質除去の手法に加えられ,尿毒症性毒素が臨床で効率的に除去されている.
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