特集 集中治療における臨床工学技士の将来
集中治療専門臨床工学技士の活躍②
行光 昌宏
1
1三重大学医学部附属病院 臨床工学部
pp.813-814
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/CE.0000001911
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2014年に特定集中治療室管理料の改定が行われ,専任の臨床工学技士の常時院内勤務が施設基準として明記され,多くの施設で臨床工学技士が集中治療にかかわりをもつようになった.2019年度には(公社)日本臨床工学技士会による認定集中治療関連臨床工学技士制度が開始となった.そして2022年度には,「集中治療における病態生理,診断,治療に関する高い知識を有した専門性の高い臨床工学技士を育成,認定することにより,わが国の医療,ならびに集中治療の発展に寄与すること」1)を目的として(一社)日本集中治療医学会により,集中治療専門臨床工学技士制度が施行された.これまで2回の認定試験が実施されており,初回の2022年度は91名1)が認定され,各地域,各施設で活躍している.
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