内視鏡外科手術に関するアンケート調査—第8回集計結果報告 8th Nationwide Survey of Endoscopic Surgery in Japan
【3】呼吸器外科領域(回答施設数306施設)
pp.575-583
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900794
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1 総論
1.Port site recurrenceの経験について
2004,2005年の2年間では,原発性肺癌と胸膜中皮腫の計3例のport site recurrenceの報告があった.原発性肺癌の2例では,再発までの期間は2例ともに12か月で,port site recurrenceに対して1例に切除が,1例に化学療法が行われていた.血気胸で発症した胸膜中皮腫の1例では,術後2か月目にport site recurrenceが認められていた.
1990年から2003年には原発性肺癌16例,転移性肺癌10例,神経鞘腫1例,その他1例の計28例のport site recurrenceの報告があった.28例の再発までの期間は平均12か月で,port site re-currenceに対して切除が22例,放射線治療が3例,化学療法が1例に行われていた.
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