--------------------
編集後記
竹政 伊知朗
pp.148
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426200375
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
内視鏡外科領域は手術手技の工夫とテクノロジーの革新によって進歩してきました.新しいテクノロジーを外科医療に導入するにあたり大切な理念は,「有用性と安全性を確認すること」,「従来法より優れていること」,「術者がテクノロジーをマスターできること」,「経済性があること」であると,故出月先生の本誌創刊の辞を渡邊理事長がご紹介されています.2016年より編集委員を拝命し,約1年が経過しましたが,この理念が今後も引き続き踏襲されるべき大切なものであると再認識しています.
東京都文京区の医学書院会議室で2か月に1回行われる編集会議は,重要であることはもちろん私にはとても楽しみなものです.投稿される論文数はとても多く,内容も驚くような創意工夫と真面目な取り組みが紹介されています.これらの投稿論文について各領域のリーダーの編集委員の先生方と討論することは,またとない貴重な経験です.一方で札幌から片道5時間の日帰りでの会議出席は,さながら「弾丸ツアー」そのものです.渡邊先生をはじめ編集委員の先生方,関係者の皆様には,諸般の事情につきいつもご配慮いただき感謝申しあげます.その分,査読には本誌の理念にしたがって真剣にあたっています.第 22 巻第 1 号には,原著2編,症例報告 13 編,私の工夫1編の計16編の論文が掲載され,とても興味深い内容となっていますので是非ご一読ください.
Copyright © 2017, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.