Japanese
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解説
蛋白質分子の重合の理論—Ⅰ.平衡論
Theory of polymerization of protein. I. Equilibrium
大沢 文夫
1
Fumio Oosawa
1
1大阪大学基礎工学部生物工学科
pp.147-152
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904843
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Fアクチン(F-actin),マイクロチューブル(microtubule),バクテリア鞭毛(Bacterial flagellum),種々の中間径線維(Intermediate flaments)などの蛋白質分子重合体が蛋白質分子から形成される現象は,自己集合(SelfAssembly),動的平衡(Dynamic Equilibrium)の概念を基礎に理解される。現在,研究は重合体形成における蛋白質分子間相互作用,重合体形成の制御機構のより定量的な解析の方向へ進んでいる。そこで,蛋白質分子の重合に関する理論を概説し,どのような実験からどのような知識がえられるかを説明する。
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