付録
解説 保健婦 助産婦 看護婦法
金子 光
pp.129-132
発行日 1971年4月1日
Published Date 1971/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916011
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はじめに:法治国であるわが国においては,あらゆる事象は法律によって定められ,実施されている。したがって法律は,裁判官や弁護士または行政官などの,法律を専門に日常取り扱っている特定の人びとが理解していればよいのではなく,法律によって規制され,義務づけられ,また同時に保護もされている人びと,すなわちその法律の対象となる人や事業体は,当然関係法律について正しく理解し,それに基ずいて行動しなくてはならないのである。好むと好まざるとにかかわらず,定められた法律によってすべてが取り運ばれるのであるから,法律の内容は常に望ましいものでなければならないといえる。
そうであるからといって,われわれが好き勝手に,自由に法律を変更することは許されない。法律はすべて国会において審議され,決定されるものなのである。
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