読者文芸欄
俳句,他
吉川 春藻
pp.65-67
発行日 1956年7月15日
Published Date 1956/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910152
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
無為の日日辛夷汚れて散り盡くす
〔評〕こぶしの花は咲き盛りは清純に美しさがあるが,しぼむと褐色に汚れやがて地上に散つてしまう。無為に過してこれを眺めている作者の心がにじみ出ている。
Copyright © 1956, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.