特集 「ハイリスク」にも強くなる
子どもは在宅酸素療法を—担当助産婦さんが支えてくれた
富田 康子
pp.1031-1034
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901838
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昨年8月に生まれた長男がわが家に帰宅できたのは,約1年後の1週間前のことです。生後間もなく900gほどに体重が減少し,本当に小さかった子どもがこんなに大きくなったことが信じられないくらいです。
長い入院生活中に,子どもが助産婦さんたちにとても大切にされていたことは,この子の豊かな表情からも容易に察することができます。「ウイルソン・ミキティ症候群」という慢性肺疾患のわが子は24時間酸素吸入が必要です。何度も「もうだめかも知れない」と弱気になることもありましたが,こうして自宅で子どもと過ごせる日々を迎えられたことを感謝するばかりです。
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