特集 第23回ICM大会
[インタビュー]各国の参加者に聞く
第1回マリー・ゴブラン賞を受賞した復興著しいカンボジアの指導者
Neang Ren
1
,
尾田 葉子
1UK save the children Fund
pp.742-744
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900873
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カンボジアの助産婦教育
本誌 カンボジアは現在世界の関心を集めている国です。まずカンボジアの母子保健の状況,助産婦の概要からお話しいただけますか。
レン 医師,看護婦,助産婦そのほかのヘルスワーカーは母子保健に重点をおいた働きをしたいと思っていますが,これを困難にしている問題は,スタッフの賃金が少ないことです。たとえば看護婦と助産婦の賃金はアメリカドルに換算して月8ドル,医者は15ドルです。この賃金では暮らしていけないので副業をもっている人が多く,本業に集中できないという事情があるのです。
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